高嶺ルビーのルーツは標高4,000mのヒマラヤの麓。紫外線の強い厳しい自然条件下では稲はもちろんのこと普通のそばも生育することはできません。しかし、高嶺ルビーはそんな環境下でも生育できる数少ない作物の一つです。紫外線から身を守るため、アントシアニンなどのポリフェノールをたっぷり含んでいるからこそ、厳しい条件の中でも高嶺ルビーは生育することができます。
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生命力にあふれた高嶺ルビーの赤い花。この生命力を分けていただくため、可憐で小さい花が持つ特別な蜜を、小柄な日本蜜蜂に採ってもらいます。「高嶺ルビーはちみつ」はこれまで日本ではほとんどみることが出来なかった赤い花のそばと、古くから日本に住む日本蜜蜂の稀有な出会いから生まれた、世界的にも希少なはちみつです。
中央アルプスと南アルプスの麓、諏訪湖から流れる天竜川が作り出した信州伊那谷。谷に広がる風景はまさに日本の田舎の原風景ともいえる眺望です。この自然豊かな伊那谷で、澄んだ空を飛び交う日本蜜蜂が、赤く咲きほこる高嶺ルビーから集めた”宝石”、それが「高嶺ルビーはちみつ」です。
信州伊那谷で、毎年この高嶺ルビーの赤い花から蜜を集めるのが、日本在来種の小さな蜜蜂、“日本蜜蜂”です。現在、市場に出回っている国産のはちみつのほとんどは、明治頃に外国から導入された西洋蜜蜂で養蜂したものです。西洋蜜蜂は、家畜として何千年ものあいだ人に飼育されてきた蜜蜂で、1年に何度も蜜を絞る事ができる、効率のよい蜂です。
一方、日本蜜蜂は、飼育われることを好まないほとんど野生の蜜蜂で、巣箱が気にいらなければ群れで巣を離れてしまうこともある、気難しい蜂です。また、質の良いはちみつは一つの巣から1~2年に一度しか搾れず、採れる量も非常に少ないため、“幻のはちみつ”とされています。
ただでさえ養蜂が難しい日本蜜蜂のはちみつですが、秋に花を咲かせる「高嶺ルビー」のはちみつは、真冬の11月~12月に絞らなくてはならないため、より高度な養蜂技術が必要となります。一般的に、日本蜜蜂のはちみつは冬に絞りません。冬に蜜を絞ると、越冬のために餌がなくなるため、蜂たちの大きなダメージとなるからです。高嶺ルビーはちみつは卓越した養蜂技術により生まれた特別なはちみつなのです。
一般的な西洋蜜蜂のはちみつに比べ、日本蜜蜂のはちみつは繊細な甘味と香りが特徴です。西洋蜜蜂のはちみつの多くは、蜜源となる花の香りが強く出やすく、しっかりとした甘味を持っていますが、日本蜜蜂のはちみつは、フルーティーな甘味と、複雑で繊細な香りが特徴です。
また、白花そばのはちみつは香りが強くクセがあるともいわれますが、高嶺ルビーのはちみつはクセが少なく、コクのある上品な味わいをしています。ぜひ、ご賞味ください。
高嶺ルビーはちみつの注意事項